うつに対して自分でできること
鍼灸はうつ病に効果がある
NHKの番組でもやっていたように、鍼灸治療はうつ病に効果があります。
そのメカニズムは現代西洋医学的には、鍼灸により脳内のセロトニン分泌量が増えるなどのことが考えられています。東洋医学的には鍼灸治療を受けると「気血の巡りがよくなって」、うつが改善されるということになります。
体と同じようにこころも疲れる
普通であれば、人は何か活動的なこと(例えば運動)をすれば元気になります。それが無理のないものであれば、肉体的に疲れても、心地の良い疲労感を得られます。
しかし許容量を超えてしまうようなハードな状況が長く続くと(場合によっては短期間であっても)、防衛本能から人は思考と行動を停止します。つまりうつとは身を守るためものなのです。
体が疲れるのと同じように、こころも疲れます。こんなときは、当たり前ですが休むこと。
休む。焦りは禁物
しっかりと休んで回復の兆しが見えたら、エネルギーが補充されるようなことを「徐々に」してみます。気を付けなければいけないのは、調子が良くなったからといって、ついがんばってしまうこと。焦りは禁物です。休職しなければならないような場合だと、復職までに数年かかることもあります。
歩けるなら歩く
患者さんが自分でできることとしてのお勧めは、朝の散歩と、しっかり入浴。この二つはともに気血を巡らせ、こころも体も温めてくれます。うつは心身が冷えていますから、温めることが必要です。温かい飲み物を飲むのもいいですね。
体が温まって気血が巡ればお腹も空きます。お腹が空いたら、自分の好きなものの中で、こころと体に良さそうなもの、健康になれそうなものを食べましょう。
栄養を補給する
栄養が足りていなければ治るものも治りません。体調を悪くしてまで食べることはありませんが、栄養はバランスよく取る必要があります。またうつ病だとおもっていたら、栄養の不足だったということもあります。
温める
日照時間や外気温が低いことで生じる「冬季うつ」といったものがあるほど、寒いとうつ状態になりやすいものです。運動する、入浴時に湯船につかる、温かい飲み物を飲むなどどのような方法でもいいので体を温めましょう。体が温まるとこころもホッとするものです。
うつと不妊
なかなか妊娠しないことや不妊治療のストレスから「うつ」の状態になる人もいます。器質的原因(あきらかな形態以上による原因)がない場合、体内の気の巡りの悪さやそれに伴う冷え症を改善することが、不妊治療であるともいえます。
鍼灸治療を受ける
鍼灸には、気血水といったエネルギーを補い巡らせ、不眠や冷え症を改善するといった効果があります。また鍼灸を受けると自律神経が整う、セロトニンの分泌が促される、など脳波や血液成分に変化が起こり、体がもともともっている「よい状態を保とうとする力」を賦活(活発化)させます。
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食べると勇気が湧いてきますよ。
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