したくないのにイライラしてしまう2

栄養が足りないとイライラする

必要な栄養が不足するとイライラしやすくなります。なかでもカルシウム。カルシウムが不足すると神経の興奮を鎮められなくなります。

カルシウムの多い食品は、魚、小魚、乳製品、小松菜、大根の葉など。カルシウムの吸収率を上げるためにはビタミンDが必要で、食品なら切り干し大根など天日に干したもの。また日光を浴びることで体内のビタミンDが活性化します。カルシウムの多いものを取るときは、マグネシウムもしっかり取るようにします。食品としては大豆、ひじき、牡蠣、カツオなど。

食物繊維やシュウ酸の多いものといっしょに取らないことがポイント。食物繊維はカルシウムの吸収を妨げ、シュウ酸は腎結石の原因になります。シュウ酸はホウレンソウや緑茶などに多く含まれます。

低血糖症でイライラする

血糖値が下がり過ぎるとイライラが起こります。血糖値が上がりやすい食べものがあります。食べて甘いと感じるものは血糖値が上がりやすく、また上がるまでの時間が短い。このようなものを日頃から多く取り過ぎていると、低血糖症といってインスリンの働きで血糖値が急激に下がります。このときに同時にアドレナリンやノルアドレナリンが分泌されイライラが起こります。イライラに限ったことではありませんが、どんなときでも(体調がおかしいと感じたときはとくに)栄養は過不足なくバランスよく摂取できているか、といったことを見直す必要があります。

体が冷えているとイライラしやすい

また身体を冷やしてはいけません。冷えると自律神経のバランスは崩れ交感神経優位に。生野菜や清涼飲料水など、冷やす飲食物の取り過ぎは要注意です。

元気ハツラツになりたいと、滋養強壮剤ばかりを飲んでも元気にはなりません。カフェインの興奮作用と、一過性に血糖値を上げることで一時的に元気になったような気がしますが、それは偽り?の元気です。食事の基本は、栄養価の高いものをバランスよく取ること。鉄分の不足や糖質に偏った食事によってイライラすることもあります。一度血液検査をすると安心です。

「そんなことわかっている」と言いながら、実際には、朝食はパンとコーヒー時々ユ〇ケルなんて人もいます。

ちゃんとしたものを、ゆっくり、楽しんで、落ち着いて食べる。一日に一回でもいいから、そういう食事をする。

イライラと不妊症

妊娠しないからイライラするのか、イライラするから妊娠しないのか?これはどちらもあります。イライラすることで自律神経が乱れれば、ホルモンバランスにも影響はおよんで妊娠しにくくなります。本来妊娠するための不妊治療が、逆にストレスをためることになり、それによって妊娠を遠ざけているのだとしたら・・・。人はこころや体に余裕がないとイライラしやすくなります。こころ穏やかにして無理はしないと決めましょう。

読んでくれてありがとうございます。

中央林間うえだ鍼灸院

「最近なんか落ち着いている」、となりますように。



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kiichiro

鍼灸師。東洋医学について、健康について語ります。あなたの能力を引き出すためには「元気」が何より大切。そのための最初の一歩が疲労・冷え症・不眠症をよくすること。東洋医学で可能性を広げられるよう情報を発信していきます。馬込沢うえだ鍼灸院院長/日本良導絡自律神経調整学会会員/日本不妊カウンセリング学会会員//日本動物愛護協会会員

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