顔の半分がうまく動かない顔面神経まひ

ストレス

顔面神経がマヒすると、噛む、口を閉じる、瞬き、など顔面神経によって行われていたことができなくなります。表情が乏しくなる、よだれが垂れる、口に入れたものがこぼれる、味覚障害といったことが起きます。

教科書的には、原因は不明ということですが、多くの場合ストレスと冷えが関わっています。「離婚直前に発症した」「吹雪の中スキーをしていたら」「多忙のため睡眠があまりとれない日が続いて」など、どの人も相当無理をしています。

ストレス性の場合、朝起きたら顔の半分が動かなくなっていたなど、あたかも突然発症したように感じます。しかし振り返ってみると、やはり思い当たることがあります。東洋医学でも顔面神経マヒは、精神的ストレス(これを内因という)そのものや、精神的ストレスや身体的疲労が溜まっているところに、寒邪や風邪(外因という)が体を侵襲することで起こると考えます。

顔面神経マヒに対して自分でできること

●温める

患部である顔面部を温めます。温めたタオルを利用したり、顔にも使えるお灸もいいでしょう。また全身を温め、冷やさないように気を付けます。そのためには入浴時にしっかり湯船につかります。

●顔面リハビリ

顔面部の筋肉を動かそうとする「顔面筋のリハビリ」を行います。動かないものを動かそうとするのですから、がんばり過ぎると疲れます。無理のない範囲で。

●セルフマッサージ

人差し指、中指、薬指の指頭をで円を描くようにマッサージを行います。

●全身の疲労をとる

疲れていると、治癒のためにエネルギーが使われません。疲れをとって、治癒に使われる分のエネルギーをたくわえましょう。

●よく眠る

当たり前ですが、疲れをとるためには質量ともに充実した睡眠が必要です。日中は適当に体を動かして、夜はたっぷりと寝るようにします。

●栄養バランスの取れた食事

神経細胞が修復されるためには、そのための栄養が必要です。炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をバランスよく取るようにしましょう。

本には、顔面マヒは自然に治ることも少なくない、と記載されています。そのような場合でも、ただ放っておけばよいわけではなく、治癒力を高めるような生活をこころがけることが必要です。顔面神経マヒにだけにか限らず、どんなものでも治療は早く始めるにこしたことはありません。難治性のものもあり、時間がたってしまうと完全には元に戻らなくなってしまいます。

〇鍼灸治療

顔面神経マヒの鍼灸治療は、状態を見極めた上で全身に対して行う本治と、患部に対しての対症療法とを同時に行っていきます。

余談ですが、鍼灸治療は有効だが針パルスはよくない、逆効果であるという意見もあります。しかし、著者(上田)は、上海中医学大学で顔面神経マヒに対して、針パルスによる治療が行われているのを見たことがあります。

中央林間うえだ鍼灸院



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