陰陽論を生活に活かそう2

東洋医学

バランスが大事、ただそれだけ

陰陽論を生活に活かすとは、つまりは「バランスが大事である」と、簡単にいってしまえばそれだけです。バランスが大事とは「無理をするな」ということ。無理をすればバランスが崩れます。緩と急、明と暗、活動と休養、すべてはバランスです。

拮抗筋の話

歩くとき、走るとき、体のさまざまな筋肉が使われ、それらの筋肉がバランスよく収縮したり、緊張したりすることで、歩く、走るという動作が成り立ちます。例えば、太ももの前側の筋肉が収縮すると膝が伸びます。このとき太ももの後ろ側の筋肉は緩む必要があります。※一つの筋肉が収縮したきに、反対側にある筋肉は伸長します。この筋肉同士を拮抗筋といいます。もし拮抗筋が同時に収縮したら関節の動きは止まってしまい、膝は伸びたまま、あるいは曲がったままになってしまいます。

普段の生活で、ふつうに歩いたり走ったりするときには、太ももの前側の筋肉と後ろ側の筋肉が同時に収縮して歩けない、走れないなんてことはありません。しかし、早く走らなければならないとき、拮抗筋が同時に収縮するということが起きます。この現象を「共生」といい、早く走ろうとがんばればがんばるほど速く走れなくなります。

これはすべての拮抗筋同士にいえることで、そうならないために重要なことは「いかにリラックスするか」です。

がんばるほどにうまくいかない

なにかで成果を上げようとしたら、充分なエネルギーが蓄えられていなければなりません。エネルギーを蓄えるのは食事であり、睡眠です。仕事を行う、活動するというのはエネルギーを消耗する行為ですから、どんなにがんばったところで、それだけ成果を上げるのは無理です。やるべきことは、エネルギーの充填、気を付けなければならないのは、動と静、陰と陽のバランスが崩れないようにすることです。

陰陽互根

陰と陽は、その存在を相手に根差しています。例えばロウソクと炎の関係でいえば、ロウソクが陰で炎が陽です。炎はロウというエネルギーを供給され燃えることができ、ロウソクは炎の熱によって溶かされエネルギーとしての働きが可能となります。つまりそれぞれ相手がいるから自分が存在することがで、相手がいなければ自分も、自分がいなければ相手もいないということになります。これを陰陽互根といいます。

炎は活動的、陽的なもので、ロウソクは休止的、陰的なものです。炎が炎としての活動するために、ロウソクからエネルギーが供給され、炎が大きくなるほどエネルギー源であるロウソクは小さくなります。このとき、ロウソクを補充しなければいずれ炎も小さくなってしまいます。これを私たちの生活に当てはめてみると、睡眠不足や栄養不足は日常のパフォーマンスを下げるということ。がんばればがんばるほど、やせ馬にムチを打つことになってしまいます。

どう寝るか?

睡眠は質、量ともに大切です。昼間の活動量によって睡眠のボリュームが決まります。グッスリと眠るためには日中に体を動かす必要があります。また睡眠は体温と関係していて、体温の低い人、冷え症の人は、眠りにつくまでに時間がかかり、眠りも浅いといった傾向にあります。体温を上げるためにも体を動かすことは重要です。同時に入浴時にはしっかりと湯船につかるようにしましょう。

なにを、どう食べるか?

バランスが大事ということでは「栄養のバランス」も同様です。食べ過ぎることなく、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素を過不足なく取るようにして、その上で足りないものを補うようにします。また規則正しい時間に食べることも大切です。生活のリズムができていれば、空くべく時間にお腹は空くものです。

中央林間うえだ鍼灸院

読んでくれてありがとうございます。わざわざ「陰陽論」を持ち出すまでもないほど、陰陽とは当たり前のものですね。



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