だるい、なにかをしたほうがいい?

だるさと疲労の違い

「だるさ」とは倦怠感のこと。なにかをしたあとに生じる「疲労」に対して、常に感じているだるさを「倦怠」といいます。病気の初期にみられるものもあれば、これといった原因が特定できないものも多くあります。気を付けなければいけないのは、慢性的なだるさは慣れてしまい病気の発見が遅れること。いつもと違うと感じたら、早めに病院を受診しましょう。

「疲労」と違って、だるさはその原因がはっきしないものが多く、原因が特定できないと、西洋医学の場合これといって打つ手がありません。

やったほうがいいこと

これといった原因が見つかった場合は、まずはその原因に対処することが最優先されます。原因が特定できなくても、生活を見直し、やったほうがいいことはあります。

〇規則正しい生活を送る

消化、吸収、循環、代謝と生命維持のための活動は、意識に上らない自律神経によって営まれています。自ら律(リズム)動しているためにこのように呼ばれます。また人間の体には太古の昔から、日中は活動、夜は休息といったリズムが刻まれていて、このリズムに則って生活を送ることが体に無理をさせない自然な姿です。リズムに則った生活を送るとは、緩やかな下り坂を自転車で進むんでいくように、エネルギーの浪費が少なくて済みます。しかし、リズムを無視した生活というのは、これとは逆に上り坂を行くようなもので、とても疲れます。

〇精神疲労をさせない

肉体的な労働であっても、精神的な労働であってもオーバーワークにならないように気を付けることは必要です。しかし肉体労働の場合は実際的なこととして体が動かなくなりますから、それ以上続けるのが困難となります。「疲れた」という体から発せられる声にきちんと耳を傾け、その声に従えば結果的に休むことになります。一方精神疲労の場合は、体から発せられる声というものが、肉体的ものほど明確でないために、気が付けば慢性的な疲労・だるさや倦怠に陥いっているケースが多いのです。

〇適度に運動する

だるいのだから、運動などはしないほうがいいような気もしますが、適度に運動することは必要です。だるさを常に感じている人は、だるさのために「しっかりと疲れる」ことができません。これはメリハリのない24時間を過ごしているともいえます。日中は体を動かし、夜は休息のためにしっかりと眠るというサイクルを生み出して、メリハリのある生活を送りましょう。

〇栄養バランスのとれた食事

炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素を過不足なくとるようにします。特別に「健康にいいとされる」食物をとっても他の栄養素がなければ、その食物のポテンシャルを引き出すことはできません。サプリメントはバランスの取れた食事があってこそのものです。

〇入浴時にはしっかりと湯船につかる

その日の疲れをその日のうちに解消できれば、疲労は蓄積されずに、慢性疲労やだるさといったものは生まれないということになります。100%そのようにすることは簡単ではなく現実的ではありません。しかし、なるべく疲れは次の日に持ち越さないことが大切です。また体が冷えていると眠りが浅くなり、疲れは取れにくくなります。入浴時には湯船につかって体を温め、グッスリと眠るようにしましょう。

馬込沢うえだ鍼灸院




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kiichiro

鍼灸師。東洋医学について、健康について語ります。あなたの能力を引き出すためには「元気」が何より大切。そのための最初の一歩が疲労・冷え症・不眠症をよくすること。東洋医学で可能性を広げられるよう情報を発信していきます。馬込沢うえだ鍼灸院院長/日本良導絡自律神経調整学会会員/日本不妊カウンセリング学会会員//日本動物愛護協会会員

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