もし生活不活発病になったら

東洋医学

人間は動物

生活不活発病とは、生活が不活発になり、頭や体の機能が低下することで様々な症状があらわれる病気です。筋力や心肺の力などの体が衰えるだけでなく、知的活動が低下することで認知症を発症したり、うつ病になることもあります。震災時に外出が制限されたり、避難所で生活していて起こる場合高齢者に多く、それ以外にも、引きこもりが長く続いたときなどに生活不活発病になります。人間は動物ですから動かなければおかしくなるのも当然と言えます。動ける範囲で動きましょう。

生活不活発病に似たものに「廃用症候群」があります。廃用症候群は最初にケガや病気があり、体が動かせなくなることで生じ、動こうにも動けない状態から起こります。一方、生活不活発病はとくにケガや病気はなく動こうと思えば動けるのですが、自ら「動かない」「動きたくない」といったことがキッカケとなります。

生活不活発病の怖いところ

これらの病気の怖いところは、動かないから動くための機能が衰え、それによって増々動けなくなるという悪循環に陥ってしまうことです。とくに生活不活発病は「動きたい」という気持ちがなくなり、「動こう」という気力が失せてしまっていることが問題です。病状が進行してしまうと、とくに高齢者の場合、いざ動こうとしても筋力の低下や拘縮のために本当に動けなくなってしまいます。

生活不活発病を予防しよう

生活の不活発や運動不足によって様々な症状があらわれます。薬などの治療は、その症状に対してのみ効果を期待できます。生活不活発病の原因は「動かないこと」ですから、その予防・改善法は「動くこと」です。これしかありません。病状が進行してしている場合、徐々にもとの状態に戻れるように、状況に応じたリハビリが必要です。いきなりたくさん動こうとしても動けません。また動こうにも気持ちが沈んでいてまったく動く気がしないという人もいます。背伸びをする、お風呂に入る、口を大きく開ける、なんでいいので、とにかくはじめの一歩を踏み出しましょう。

生活不活発病と鍼灸

動かないことで血流は停滞します。鍼灸やマッサージは血流を促進し、また白血球を活発化させるなど症状に働きかけることはできます。しかし繰り返しになりますが、生活不活発病の原因は生活の不活発です。頭にしても、体にしても、刺激を受けそれに反応することで機能が活発化するのが動物です。生活の不活発によって生じた「症状」に対してその刺激を得るために、見る、聞く、嗅ぐ、食べる、触る、触られるなどの五感を稼働させることはとても大切で、もちろん鍼灸も悪いものではありません。しかし、生活不活発病を防ぎ症状を改善させるためには、なんといっても自ら動くこと、それが最も有効な方法です。

生活不活発病は陰の極致

生活不活発病は、陰陽で考えれば、陰の状態に極端に偏った状態といえます。陰は、静止・冷・寒、陽は、活動、熱、温といったものです。動くのがおっくうなら、お風呂に入るるなど、体を温めることから始めましょう。

中央林間うえだ鍼灸院



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