疲れ目解消、目を労わる

東洋医学

目が疲れるのは目の使い過ぎです。疲れ目の背景に近視、乱視、緑内障、黄斑変性症、肝臓病や糖尿病といったものがあるのなら、それら原疾患の治療が最優先されます、病院での診察を受けてください。それを踏まえた上で対処していきましょう。

目と関りの深い五臓は肝

目は血によって滋養されているため、血が不足する(もしくは血の機能が低下する)と目が疲れます。また目は五臓の「肝」との関りが深く、肝は疏泄によって蔵血を主ります。「疏泄」とは、体内において気・血・水を巡らせること。「蔵血」とは、体の各組織や各臓腑がその営みのために必要である血を分配する働きです。肝の不調によって蔵血の働きが低下すると「肝血不足」となり、ますます目が疲れます。血・気・水は、いずれも動いていることで体の組織や臓腑に栄養や酸素を送り届け、また老廃物の除去が可能です。一か所に停滞した「充血」「気滞」「痰飲」は病的なもので、よくない状態です。目の疲れにおいては気の流れをよくすることで「血」の停滞を解消しなければなりません。

目を酷使する現代社会

パソコンやスマホ、テレビ画面などを長時間見ることを余儀なくされる現代はとても目が疲れます。目が疲れるような状態を放っておくと頭痛を起こしたりもします。目の疲れやそれに伴う体の疲れを予防するためには、目を休めなければなりません。機能異常による疲れ目は、至近距離を長く見続けたために、眼球を支える筋肉が緊張収縮したままになり起こります。したがって疲れた目を休ませるには、目をつむって見ないようにするだけでなく、遠くを見るようにしましょう。

冷えと疲れ目

冷えは体の下部に停滞し血の流れを阻害します。下半身の冷えによって降りてくることができなくなった血は、目の周辺など体の上部で停滞して目を疲れさせます。その解消のために患部に温かいタオルをのせるのもよい方法です。しかし、冷えは下半身に停滞、血は全身をめぐる、ということを考えれば体全体を温める、冷え症があるならそれを改善することが、疲れ目を解消するためには重要ということになります。

睡眠不足と疲れ目

睡眠をとることで目および体の疲れは取り除かれます。眠ることはとても大切です。もし睡眠が浅いなど睡眠の質がよくないと感じたら、しっかりと眠れるようにしていく必要があります。とくに目が疲れるような状況が長く続いているときは神経が高ぶり、不眠症になること少なくありません。

疲れ目と鍼灸

目の疲れを頻繁に感じるようであれば、それは症状が目に表れた「全身の不調」としてとらえての治療が有効です。鍼灸により目周囲の局所治療と、通経活絡、養肝明目など全身治療を施すことができます。

疲れ目のツボ、照海

疲れ目を解消するためには「肝」の調子を整えることと先述しました。肝の不調が腎にまで及んだ「肝腎陰虚」や、疲れ目の背景に年齢的なものがあった場合には、外くるぶしの直下、指の幅1本分のところにある「照海」が有効です。

中央林間うえだ鍼灸院



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