不正出血は体調の崩れを示している

東洋医学

不正とは正しくないということ

不正出血とは、一般的に月経期以外の女性器からの出血のことで、子宮や膣などの器質性のものであれば原疾患の治療が必要です。機能性(特に病気がないのに不正出血を起こす)のものであれば、治療の多くは女性ホルモンのバランスを正すことがメインに行われます。

東洋医学では崩漏

東洋医学では不正出血を「崩漏」といい、急激に多くの出血を起こすものが「崩」、だらだらと少量の出血が続くもの「漏」です。衝脈、任脈の損傷により胞宮に影響を受けたもので、そのベースに脾気虚、腎陽虚、腎陰虚、血熱、湿熱、鬱熱、血瘀などがあります。

●脾気虚:ダイエットなどによる栄養不足や過労により脾気を損傷したもの。

●腎陽虚:先天の不足(体質的なもの)に更年期といった年齢的なものが重なり腎陽が虚した(弱くなった)もの。

●腎陰虚:先天の不足(体質的なもの)に更年期や他の慢性病により腎陰が不足し、内熱が発生する。

●血 熱:ふだんから陽盛な体質であったり、辛い物の過剰摂取により「実火」が発生したもの。

●湿 熱:脂肪分や味付けの濃い物の取り過ぎや、湿気の多い所に長く滞在することで「内湿」が発生したもの。

●鬱 熱:抑うつ傾向にある人が、精神的ストレスを受けることで肝気が鬱滞し熱化したもの。この鬱熱により蔵血機能が失調し崩漏が起きる。

●血 瘀:血の巡りが悪い血瘀体質の人は日頃から体内に余分な血があり、これが内因や外因を受けることで崩漏を起こす。

不正出血のために注意したいこと

●体を温める(冷やさない)

気血水の巡りが悪くなることで体調を崩します。その大きな要因となるものが「冷え」。西洋医学的にみても冷え(体が不快と感じる極端な外気温)は自律神経を交感神経過剰にし、ホルモンの乱れにつながります。胞宮(子宮)をはじめ体を冷やさず、積極的に温めるようにしましょう。

●栄養バランスのとれた食事

正しく栄養を摂取することは、すべての生命活動において基本中の基本ともいえるべきものです。

●ストレスを避ける

精神的ストレスにより女性ホルモンに乱れを生じます。ストレスは早めに解消しましょう。

●規則正しい生活

ストレスを早め解消すると同時に、少々のストレスに負けてしまわない心身の状態にしておくことも大切です。また月経周期にともなうホルモンの分泌を正常にするためにも、規則正しい生活を心がけましょう。

●熟睡と適度な運動

夜に寝ている間に疲労は除去され組織は修復されます。昼間は活動して夜は熟睡するといった規則正しいリズムのある生活を生み出すためには、適度に運動することがポイントです。

不正出血と鍼灸

先に述べましたように不正出血(崩漏)にはさまざまあります。不正出血は体が本来の調子ではないことを示しています。調子を取り戻すためには、タイプや体質に合わせた鍼灸治療が有効です。

中央林間うえだ鍼灸院




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