可視総合光線療法について

最終更新日

可視総合光線療法をおすすめしたい方

当院では可視総合光線療法を行っています。次のような方におすすめです。

・心身の不調がある

・日ごろあまり日光を浴びることがない

・自然治癒力を高めたい

・あまり薬を飲みたくない(現在服用している薬に関しては医師とご相談ください)

・鍼治療がこわい

・骨密度が低い

・痛みや体調不良は「歳のせい」と言われた

・鬱っぽい

・妊娠中の体調管理

可視総合光線療法とは

 可視総合光線療法とは、 フルスペクトル光線 (輻射温熱を含む)を人体各部の素肌に直接照射し、生体の生命力を活性化させ、自然治癒力を高めるための治療法です。 可視光線とは 360nm~830nm(ナノメーター)の電磁波の波長の光のことでフルスペクトル光線に含まれます。 フルスペクトル光線 とは、太陽光線と同様に、波長の短い方から、紫外線(UB-A・UV-B)、可視光線、赤外線(近赤外線・遠赤外線)を統合した光線のことです 。この中で、過度に浴びることで、肌にとって有害となるのが主に紫外線 (UB-A・UV-B) です。

欠かせない太陽光

 人間をはじめ地球上のあらゆる生物は、 太陽光線に適応して進化してきました。太陽光は紫外線・可視線・赤外線の3種類からなる総合光線であり、この総合光線を必要かつ十分に受けたときに、生体の生命力は活性化され、自然治癒力が高まります。 

 私たちの祖先は、日の出と共に起き、日の入りと共に眠るという自然のリズムに沿った生活をしていました。太陽光線が健康保持に不可欠なものであることを本能的に知っていたのです。 ところが現代人は生活習慣や勤労形態の変化により日中の多くの時間を室内で過ごすことが増えたために、太陽光が不足する傾向にあります。そのために疲労回復が遅くなったり、病気に罹り易くかつ治り難くなったりしている現状を、少しでもよくしようと考え出されたのが可視総合光線療法です。

 フルスペクトル光線 は太陽光線に比べ含まれる紫外線はわずかであり、人体に有害とされる短波長の紫外線は含まれていません。ですから紫外線によってシミがひどくなるなどの心配はなく、むしろシミの改善のために有効なものとされています。 本療法は、このフルスペクトラム光線の刺激と輻射温熱効果により、血行を改善させると共に新陳代謝を促し生体に備わっている自然治癒能力を賦活させるように働きかけます。 

 可視光線療法は、原因不明の難病に関与する異常となった免疫機能を調整することを目的に、医療機関で行われており、多彩な症状や病態の回復、改善、緩解および健康維持が期待されています。 可視総合光線は、私達の生体に必要な太陽光に代替しうるものといえます。

冷えに対する効果

 植物は、どんなに温めてもそれだけは枯れてしまいます。人間の生命も同様に、太陽の光がなくては維持していくことはできません。しかし、当たり前ですが、太陽光には温熱が含まれます。必要とする熱の確保によって、体調は良好となり、病気の寛解をみることが多くあります。

 身体が冷えていたり疲れていたりすると、ウィルス感染などを始め いろいろな 病気に罹りやすくなります。 ウィルスに感染しやすいかどうかは、その人のもつ免疫力や抵抗力に大きく左右されます。免疫の最前線は鼻や喉、気管支といった呼吸器やの粘膜であり、免疫力が弱いとこの部分が炎症を起こします。 また胃や腸などの消化器の粘膜なども、異物を侵入させないために常に活動しています。 咳や痰、鼻水、またはお腹の風邪などとよばれる胃や腸の炎症は外界からの侵入物を排除するために必要な生理的な反応で、これを無理に止めてしまうのはよくありません。

 粘膜が大きく関係するのは、呼吸器や消化器以外にも、膣、子宮などの生殖器、膀胱、前立腺などの泌尿器、肛門、眼、耳、副鼻腔などがあります。身体が冷えていると、これらすべての部位の機能が低下する可能性が高くなります。そうなると外界からの侵入物に対して本来の力を発揮できず、そのため炎症を起こしやすくなります。

 鼻、口、喉、気管支、胃、腸、膀胱、子宮、肛門などの異常を訴える人は、強度の冷え症である場合がとても多く、冷えは各器官の働きを不活発にし、自律神経やホルモン分泌の乱れを生じさせます。

可視光線療法は、冷えによる循環障害を正常にし、局所粘膜の血流改善に有効です。これにより免疫機能を賦活して炎症やそれにともなう諸症状を緩和させ、同時に再発を予防します。

 診断名がつかないような、いわゆる不定愁訴の多くは、その根底に冷えがあります。冷えの緩和を目標に治療を続けると、体調がよくなることがとても多くあります。

 その他にも、整形外科的疾患として、肩関節周囲炎(五十肩)、変形性膝関節症、腰痛など。皮膚科疾患として、帯状疱疹、アトピー性皮膚炎など。耳鼻科疾患として、難聴、めまいなど。泌尿器科として、夜間頻尿、膀胱炎など。婦人科疾患として、月経困難症、不妊症、更年期障害など。心療内科的疾患として、うつ病、不眠症などの緩和に効果が期待でき、またこれらの疾患の症例報告も多数あります。

馬込沢うえだ鍼灸院

料金、治療時間

料  金:8,000円/回(回数券もあります)

治療時間:30分程度

ご希望の方にのみ、筋膜リリースなどの徒手療法(無料)を合わせて行います。その分15分程度、余計に時間が掛かることをご了承ください。

鍼灸と合わせて行うこともできます。(鍼灸と合わせて行った場合、料金は10,000円.。治療時間は60分程度。  回数券をお持ちの方は、回数券の種類に関わらず「回数券1回分+2,000円」)

🌞光線療法はご自宅で 行うこともできます。詳しくはお問合せください。

※可視総合光線療法をお受けできない方

・発熱など体調がよくない
・アルコール摂取後
・光に対するアレルギー
・てんかんがある
・ポリフィン症
・妊娠三か月未満の方

光線療法の力


kiichiro

鍼灸師。東洋医学について、健康について語ります。あなたの能力を引き出すためには「元気」が何より大切。そのための最初の一歩が疲労・冷え症・不眠症をよくすること。東洋医学で可能性を広げられるよう情報を発信していきます。馬込沢うえだ鍼灸院院長/日本良導絡自律神経調整学会会員/日本不妊カウンセリング学会会員//日本動物愛護協会会員