過敏性腸症候群の改善に向けて

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過敏性腸症候群とは、精神的ストレスによって、お腹の調子が悪くなる病気です。

下痢型、便秘型、ガス型、またはこれらの混合型があります。緊急性が高いのが下痢型、それとガス型。電車に乗るのがストレスなどという場合は本当に切実です。

待っていれば治るわけではない

患者さんは最初、消化器科を受診すること多いですが、検査をしても消化器自体にこれといった病変はみられません。つまり過敏性腸症候群は、症状が腸に現れるこころの病です。

お腹の調子が悪い原因が、腐ったものを食べたり、ウィルスによるものであれば、原因物質が体外に排出されれば体は元の状態に戻ります。この場合の対処の方法としては、「治るのを待つ」ということになります。

しかし、過敏性腸症候群は「こころ」の病ですから、待っていれば治るわけではありません。

過敏性腸症候群の治療は、日頃(ストレスがかかっていない時)から、暴飲暴食や冷たい飲食物を避けるなど、お腹を大切にすることと合わせて、こころの安定を図ることがポイントとなります。

とはいってもそれができないから困るわけです。

積極的に養生しよう

積極的にやった方がいいことは、

・疲れない(疲れを溜めない、疲れたら早く疲れを取る)

・しっかりと眠る

・体を冷やさない(温める)

疲れを取るためには、しっかりと眠ることが不可欠ですが、体が冷えていると深く眠れません。

疲れないとは、こころも腸も疲れないということ、

しっかり眠るとは、こころも腸もしっかり眠るということ、

冷やさないとは、こころも腸も冷やさないということです。

過敏性腸症候群は、打つ手もなく、「またなってしまうのでは」とただ恐怖におののいてばかり、となることが多い病気です。

大切なのは、「大丈夫だ」という気持ちなのですが、ただ大丈夫だと思おうとしても、体はなかなか期待に応えてくれません。

しかし、積極的に取り組むことで改善の糸口が見えてきます。

過敏性腸症候群と鍼灸

過敏性腸症候群の鍼灸治療は、腸に関係するツボだけでなく、こころに関係するツボも使って治療していきます。

馬込沢うえだ鍼灸院



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kiichiro

鍼灸師。東洋医学について、健康について語ります。あなたの能力を引き出すためには「元気」が何より大切。そのための最初の一歩が疲労・冷え症・不眠症をよくすること。東洋医学で可能性を広げられるよう情報を発信していきます。馬込沢うえだ鍼灸院院長/日本良導絡自律神経調整学会会員/日本不妊カウンセリング学会会員//日本動物愛護協会会員

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