妊娠のために、冷え症を改善した方がいい理由
妊娠は腎が要となる
妊娠のために冷え症を改善した方がいい理由は、冷え症だと、妊娠ととても関係の深い臓である「腎」のポテンシャルが落ちるから。
「機能」は陽、「物質」は陰。
「動」が陽、「静」は陰。
「温」が陽、「冷」が陰。
妊娠のためには、陰と陽がともに必要です。
陽を補う
宇宙が常に動いているように、地球が常に回っているように、生きている人間の体も基本は「陽」ということになります。
陽の力が弱いと卵子が殻を破って外に飛び出すことができず、うまく排卵されません。
また受精卵が着床するための物質である「子宮内膜」を豊かにする(子宮内膜を厚くする)のは陰の力です。つまり妊娠するためには、妊娠のための陰陽がともに必要です。
陰も補う
しかし、いくら「子宮内膜」という「物質」を育てるために陰を補充しても(栄養を取っても)、それをそこまで届けるのは陽の力です。陰が陰としての働きを行うために、陽の力が必要です。
人間の体の中の、陰と陽を生み出す要となる臓腑が「腎」。
つまり妊娠のためには腎を強くすることが肝腎要です。
冷やしてはいけません。冷やしているつもりはないのに冷えてしまう人は、冷え症を改善しましょう。
妊娠と鍼灸
ホルモンの働きにより排卵が行われ、受精した卵子が子宮の内膜に着床し、受精卵が胎児に成長して、出産にいたるまでのすべての過程において、陰と陽のバランスが取れている必要があります。
規則正しく生活する、ストレスを溜めない、適度に運動する、体を冷やさない、栄養バランスの取れた食生活、などのことがとても大切です。鍼灸治療は、これらのことが、しっかりと妊娠に結び付くよう、強固なものとします。
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