薬は飲まない方がいいの?

本には「飲むな」と書いてある。どっちなんだ

薬は飲まない方がいいのか?ときどき意見を求められます。

この質問に関しては、医者に聞いてくださいとしか言えません。

医者によって言うことが違うから心配なんだ。担当医は「飲まなきゃだめだ」と言うけれど、本には「飲むな」と書いてある。どっちなんだ、と。

現在飲んでいる薬は本当に飲む必要があるのか?

鍼灸院に訪れる方は、できれば薬は飲みたくないと思っている方が多いです。薬を飲みたくない、だから鍼灸院に来るという人も。

「現在飲んでいる薬は本当に飲む必要があるのか?完全にゼロにならないまでも減らすことはできなのか?担当医と相談してください」とお伝えします。

「じゃあ、減らしてみましょうか」と返事が返ってくることは意外と少なくありません。病院を変えたら、変えた先の病院でこれまで飲んでいた薬を減らされた、という話もあります。

飲まなきゃいけない薬以外、飲まない方がいい

個人的には、飲まなきゃいけない薬以外、飲まない方がいいと思っています。当たり前といえば当たり前です。医師によって考えが同じでないように、患者自身さんが考える「自分にとっての必要な薬の量」が同じではありません。

薬を飲む際には「薬には、自分の力だけでは耐えられない痛みや、自分の力では超えられない苦しみを、耐えられる程度、超えられる程度のものにするため、お手伝いを願う」といった感覚が必要でしょう。

徐々に効果が薄くなり

100%薬に頼ってしまうと、徐々に効果が薄くなり、薬を増やさなければいけなくなることもあります。これでは悪循環を生んでしまいます。

私はこんなに苦しいんだから

先にも述べましたように、自ら鍼灸院に来る人というのは、できれば薬を飲みたくないと思っている人が多いんです。でも、それとは逆に「薬が好き」というか「薬が手放せない」人もいて、医者や家族が薬の弊害を説いても、「今のこの痛みを、苦しみを、なんとかしたい、早く楽になりたい。私はこんなに苦しいんだから」といって耳を貸さない。

痛みや苦しみがとてもひどいときに薬を飲む、それが本来の薬の飲み方です。そうであれば副作用も軽くて済みます。

いつか薬は止めるという態度

問題は、慢性疾患の場合、薬で一時的に症状が治まってもそれは治ったわけではないということ。根治に対しての治療は続けなければなりません。飲み続けている薬をすぐに止められないこともあります。それでもいつか薬は止めるという態度で薬と接しなければいけませんね。

読んでくれてありがとうございます。

馬込沢うえだ鍼灸院

薬は、飲んでも飲まなくても予防養生を続けましょう。

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kiichiro

鍼灸師。東洋医学について、健康について語ります。あなたの能力を引き出すためには「元気」が何より大切。そのための最初の一歩が疲労・冷え症・不眠症をよくすること。東洋医学で可能性を広げられるよう情報を発信していきます。馬込沢うえだ鍼灸院院長/日本良導絡自律神経調整学会会員/日本不妊カウンセリング学会会員//日本動物愛護協会会員

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