治療は目的地に辿り着くための手段
抗うつ薬が効かない
「うつ病」と診断され抗うつ薬を飲んでいたが、一向によくならない。べつの病院を受診したところ、双極性障害ということで薬が替わった。このような話は珍しくないんだそうです。
以下、とある医師のお話です。
双極性障害でも「気分の落ち込み」はある。この「落ち込み」にだけ目を奪われると診断を誤る。抗うつ薬を処方したものの、効果が見られないとなってしまう。しかし落ち込むこともある一方で、とてもテンションが高くなるときがあるということを問診でしっかり聞き出しておけば、単にうつ病という診断は下されない。患者さんの状況を全体的にとらえれば、「抗うつ薬よりも適した治療の方法がある」。
病名が違ってもツボは同じ
東洋医学の場合、うつ病と双極性障害とでツボが違うということはありません。そもそも東洋医学(中医学)は「人」に対して治療していくもので、「病」に対してではありません。ですから、同じうつ病であっても、人によって使うツボが違う場合もあれば、逆に、違う病気でも結果的にツボが同じになることもあります。
「症状にだけ目を奪われず、全体をみる」、それがとても重要なのは、東洋医学でも同じです。全体を把握するとは地図をみるようなもので、目印となるものが多い方が道に迷わず、目的地にたどり着くことができます。
●全体像をとらえなければ、地図もなしに知らない土地を歩くようなもの
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