末梢血液循環をよくするために井穴をもむ

井穴は爪の両脇にある

井穴とは爪の両脇にあり、1つの経絡が終わり次の経絡が始まるところです。血管でみれば井穴は、静脈と動脈が入れ替わる(吻合している)場所にあり、ここは血液の流れが滞りやすいところです。

末梢血管を閉じることで、生命維持に必要な深部体温は維持されます。これは末梢部は犠牲なるということです。全体のエネルギー量が足りていないと手足の指先は冷たくなり、悪化するとしもやけ、凍傷になります。

末梢部が閉じるのは、優先すべきところを守るための機能ではありますが、長期にわたると体全体の血流が阻害されるおそれがあります。

井穴刺激は病気の予防にもなる

井穴に鍼を打つと痛みをともないます。ショック症状のときに用いられることを考えると、このとき交感神経が優位になっていることが示唆されます。しかし血液検査を行うと、副交感神経が優位になったときにあらわれるリンパ球値上昇の傾向がみられるそうです。つまり刺激の与え方によっては、末梢血管の滞りを解消して、リラックス効果も期待できるということです。

末梢血管の滞りは、やがて全身の血流にまで及んで、さまざまな病気をもらす可能性があります。

井穴をもむのはとても簡単です。いつでも、どこでも、仕事の合間に、疲れを感じたら、感じなくても、井穴をもみましょう。

馬込沢うえだ鍼灸院

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kiichiro

鍼灸師。東洋医学について、健康について語ります。あなたの能力を引き出すためには「元気」が何より大切。そのための最初の一歩が疲労・冷え症・不眠症をよくすること。東洋医学で可能性を広げられるよう情報を発信していきます。馬込沢うえだ鍼灸院院長/日本良導絡自律神経調整学会会員/日本不妊カウンセリング学会会員//日本動物愛護協会会員

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