ラジオ体操をやってみよう
久しぶりにラジオ体操をやってみて感じたこと
久しぶりにラジオ体操をやってみました。小学校の夏休み以来?いや、生まれてこのかた、真剣にラジオ体操をやったことは一度もなかったかもしれません。ラジオ体操をやってみて感じたことは?老化。ラジオ体操には勢いをつけて前屈する箇所が何回もでてくるのですが、これがきつい。腰からハムストリングスを伸ばす立位体前屈は、腰痛の再発を予防という目的もあり、毎日日課としてやっています。ですから前屈ができないということはありません。ゆっくりであればできるのですが、指先が床に着くまでにく2分くらいかかります。画面の中のおねえさんのように勢いよくできない。同じリズムでやろうとすると、とても浅い前屈になってしまいます。これではラジオ体操のための準備体操が必要になってしまう。
フィットネスクラブなどで指導されているウェイトトレーニングなどは、それによってケガをさせてはならないということもあり、バーベルやダンベルの上げ下げをゆっくりと行うようにいわれます。これはテンション継続法といってもちろん間違いではありません。しかしこのテンション継続法ばかりをやっている人には、ラジオ体操はスピーディーに感じるかもしれません。当たり前ですが、太極拳よりも相当早い。まぁ、やるということが大切ですから、自分のペースで、これからもときどきやろうと思います。
踵を上げる場面が多い
足腰のトレーニングであるスクワットやレッグランジ、デッドリフトは多くの人に愛好されています。スクワットはトレーニングの王様とまでいわれています。ここにあげた種目は太腿やお尻回りのいわゆる大筋群を鍛えるのにはとてもよいのですが、この3つはどれも踵が上がりません。運動中、常に足の裏をベッタリと床に着けています。つまりふくらはぎに掛かる負担がとても少ない。ふくらはぎを鍛えようと思ったら踵を上げる運動(カーフレイズ)をやればいいといえばそうなのですが、ラジオ体操には、スクワットやレッグランジ、デッドリフトにはない感覚があります。
体が固くなるといった理由で、ウェイトトレーニングが敬遠されていた時代があります(競技種目にもよりますが、現在でもウェイトトレーニングをあまり好まないアスリートもいます)。体が固くなるというのは、柔軟性が低下するのではなく動きがギクシャクするという意味で、専門的にいえば巧緻性や協調性の低下です。つまり筋肉を発達させるウェイトトレーニングばかりやって、他の運動をやらなければそれも致し方ありません。それほど高度な動きを必要としない一般人の健康のための運動であれば、どんなものでもやればいいと思います。つまりラジオ体操をやったっていい。日ごろ運動不足の人であれば、まじめにやれば、結構「やった感」もあります。ラジオ体操をやってみよう。