やせる、若返る、冷え症改善、すべて気の巡りにかかっている
やせることも、若返ることも、冷え症改善も、すべて「気の巡り」にかかっています。
一般的に代謝が良い人は、人に「元気」な印象を与えます。
気は代謝を促進させる
代謝とは簡単に言えば「エネルギーが生れる」こと。東洋医学的に「代謝が良い」とは「気の巡りが良い」「元気である」ことです。
気には「推動」という代謝を促進させる働きあります。ちなみ気の働きには推動以外に、栄養、温煦、防衛、化生、固摂があります。
歳を取るにつれて代謝は悪くなります。代謝が悪ければ痩せにくく、冷え症にもなります。また冷え症だと痩せにくい。
「子供は風の子」とは、子供は寒い風の中でも大丈夫、元気に走り回っているということですが、子供は大人に比べて代謝が良く、気の推動作用や温煦作用が活発です。そのように考えれば、痩せることも、若返ることも、冷え症が改善することも、「気の巡り」如何にかかっているということになります。
気のめぐりをよくするには
どうすれば気の巡りはよくなるのでしょう?気の巡りに必要なことは?
①運動です。
運動にも筋トレ、有酸素運動、ストレッチなどがありますが、代謝量は筋肉量に比例しますから筋トレが効果的ということになります。とは言っても、好みや得意不得意もありますから、自分にあったものをやるようにした方がいいですね。
②睡眠です。
眠らなければ気は巡りません。気が巡らなければ血も巡らず、五臓、四肢、肌、諸々の器官はエネルギーを受け取ることができないため、働きを全うすることができません。五臓がしっかりと機能し、四肢はよく動き、肌の潤いを保つのはすべて気の巡りにかかっています。
③栄養バランスのよい食事をとることです。
食べ物から生み出される気を「後天の気」といい、生命の維持、営みにとって非常に重要なものです。いろいろなものをバランスよく食べることで、それぞれがそれぞれのもつ「気の力」を発揮させます。
運動すれば空くべくときにお腹が空きますから、そのタイミングで食事を取れば食べたものは効率よく気や血に変換されます。運動によって疲労した体は睡眠を欲し、そのため夜はよく眠れます。そして運動・活動するためには食物から生まれるエネルギーが必要です。運動、睡眠、栄養は、代謝の低下を防ぎ体に無駄な脂肪が蓄積されるのを防ぎ、細胞を活発にし、それによって冷え症を改善させます。
④温める
運動、睡眠、栄養摂取を行うことが冷え症の改善になります。さらに積極的に温めるとこれらが円滑に行われるようになります。日頃から体を冷やさないことに気を付け、入浴時には湯船につかってしかりと体を芯から温めるようにしましょう。
「やせる、若返る、冷え症の改善」と妊娠
●体重が重すぎても軽すぎても妊娠しにくいことが知られています。重すぎた場合、体重を減らすことで妊娠する確率が高くなります。
●妊娠は年齢と関係が大きく、どんなに見た目が若くても卵巣や子宮など体が歳を取っていれば妊娠はしにくくなります。不摂生によって老化を早めることのないよう養生することが大切です。
●冷え症とは、陰陽の「陽」が不足した「陽虚」で、妊娠にとても不利な状態です。冷え症を改善することが「妊娠への道」といっても過言ではありません。
☆結論
・痩せることも、若返ることも、冷え症改善も、すべて「気の巡り」にかかっている。積極的に温めることがそれを後押しする。
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