ストレスで口臭がうまれる

生理的な口臭

朝起きた時の口臭は唾液が減って口の中の雑菌が増えるため。空腹で胃液が溜まり起こるものもあります。うがいをして口の中を清潔にしたり、胃の中に食べ物が入れば軽減されます。

心因性の口臭ならいいのだが、

心因性の口臭とは、本当はそれほど口臭があるわけではないのに「自分には口臭がある」と思い込んでしまうもので、若い女性に多い症状です。ストレスなどのために起こる一種の精神的疾患ですから、多くの場合精神が安定することで症状も落ち着きます。問題はたんなる「気のせい」だけでなく、ストレスから他の臓器の不調を招き、「実態のある口臭」を生んでいる場合です。

原疾患となる病気

口臭のもととなる病気には、歯周病や胃炎・逆流性食道炎といった胃の不調、便秘によるものなど消化器関疾患のものが多く、その他肺疾患によるものもあります。重篤であれば多くの場合口臭以外の症状もあらわれますから、おかなしいと感じたら早めに病院を受診してください。

口臭の裏側にある気の停滞、肝腎陰虚、シェーグレン症候群

気の巡りが悪くなることで、水の巡りが停滞もしくは逆流することで、体内に発生した臭いが口から息といっしょに吐き出されます。(※水とは、消化液や潤滑液など、血液以外の体液。ここでは主に胃液のこと)

「気」は主に五臓の「肝」の力によって体内を巡ります。ストレスによって肝がダメージを受けると気の巡りは停滞してさまざまな症状となってあらわれます。中でも消化器系はダメージを受けやすく「口臭」もその一つです。また加齢やストレスから肝・腎の陰が不足(肝腎陰虚症)すると口の中が渇くようになり雑菌が繁殖して、それが口臭のもととなります。これは西洋医学でいうところのシェーグレン症候群(自己免疫疾患)に相当し、この場合、肝腎の陰を補う必要があります。

便秘が口臭を生む

便秘により便が長い間腸内に停滞すると毒素が血中に入り、それが体中を周って口臭の元となります。

冷え症が口臭を生む

冷えていると気や水の巡りが悪くなり、口臭が発生しやすくなります。冷え症を改善して口臭を予防します。

口臭を予防する

●適度に運動する

運動することで気の巡りがよくなって口臭が軽減されます。また冷えを改善させるためにも運動はとても大切です。激しい運動は必要なく、なるべく階段を使うなどの機会を見つけて、体を動かすようにしましょう。

●入浴

心身をリラックスさせるために毎日の入浴は欠かせないものです。湯船にしっかりと浸かって気や水の巡りをよくします。

●規則正しい生活

起床する時間、食べる時間が決まっていると、体に無理な負担がかかりません。規則正しい生活を送ることにより気も水もスムーズに巡るようになって、口臭が予防されます。

●口の中を清潔に保つ

唾液が少なると口の中に細菌が繁殖しやすくなります。生理的な口臭であれば、こまめに水分を取ることがかなり軽減されます。緑茶やウーロン茶に含まれるタンニンは殺菌作用があり、口臭の予防に有効です。少量づつ口に含ませるように摂取しましょう。

馬込沢うえだ鍼灸院



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kiichiro

鍼灸師。東洋医学について、健康について語ります。あなたの能力を引き出すためには「元気」が何より大切。そのための最初の一歩が疲労・冷え症・不眠症をよくすること。東洋医学で可能性を広げられるよう情報を発信していきます。馬込沢うえだ鍼灸院院長/日本良導絡自律神経調整学会会員/日本不妊カウンセリング学会会員//日本動物愛護協会会員

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