先手をとって治療する

慢性病には慢性病の対応を

大ざっぱに分けると病気には、急性病、慢性病、慢性期の中の急性病があります。それぞれ対応の仕方があって、急性病には急性病の、慢性病には慢性病の対応をしなければ治るものも治りません。

例えば胃痛。痛む時にだけ薬を飲んで、一時的にしのぐ。多くの場合、このような対応になりがちです。薬で痛みを止める、急性病へのアプローチとしては間違っていないですね。ただしこれだと再発を繰り返すことになってしまいます。今ある痛みを取り除くために治療と合わせて、が痛くならないようにするための対策も必要です。

心身共に抵抗力をつける

究極をいってしまえば完全な根本療法とは、病気を引き起こしている原因を取り除くこと。つまりは「環境を変える」ということになります。病気をきっかけにこれまでの生活を見直し、いい意味で人生が変わったという人は少なくないし、病気になってよかった、とまで思える人もいます。しかしそれが難しい場合はどうしたらいいのでしょう?

病気に対して「心身共に抵抗力をつける」。

これが現実的な対応の仕方になるのではないでしょうか?

痛いときに薬を飲むのは、後手後手に回った対応

痛いときに薬を飲むのは、後手後手に回った対応です。必要なのは先手を取ること。先手を取って病気の芽を封じ込めてしまうこと。つまり攻めの治療です。単なる予防ではなく、もっと積極的に取り組みます。

自分がイニシアティブを取る

病気にイニシアティブを取らせない、自分がイニシアティブを取る、この感覚で日々の生活を送るようにします。毎日の疲れをしっかりと取って、翌日に疲れを持ち越さないことも、十分積極的な治療です。あまり気負い過ぎると、それはそれで弊害もありますから「淡々と、でも確実に」。やったほうがいいことをやってくださいね。

読んでくれてありがとうございます。

馬込沢うえだ鍼灸院

先手必勝。



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kiichiro

鍼灸師。東洋医学について、健康について語ります。あなたの能力を引き出すためには「元気」が何より大切。そのための最初の一歩が疲労・冷え症・不眠症をよくすること。東洋医学で可能性を広げられるよう情報を発信していきます。馬込沢うえだ鍼灸院院長/日本良導絡自律神経調整学会会員/日本不妊カウンセリング学会会員//日本動物愛護協会会員

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