気を充実させる
「気」があればその体は生きている、「気」がなければ死んでいる。気とは生死を分けるほど重要なものです。
疲労は休めのサイン
気が、体から完全になくなったわけではないけど、量が減ってしまったり、弱くなってしまったりすることがあります。そのときに感じる疲労は「休め」のサイン。休むことで気を補いなさいという体から発せられるサインです。
気の作用のうちの一つが「温め作用」
気には6つの働きがあり、その1つが体を温める「温煦」。ちなみに他の5つが栄養、推動、防衛、化生、固摂。
●栄養作用:食べ物からエネルギーを吸収し、体の各細胞を滋養します。
●推動作用:気によって、他のエネルギー成分である血や水を推し進めます。気そのものも気の力によって、体内をめぐります。
●防衛作用:ウィルスや細菌などの外からの侵入物(これを外邪という)が体内に入るのを防ぎます。
●化生作用:食べ物を体内で使える物質に変化(消化吸収)させたり、呼吸によるガス交換などを行ったりする働きです。
●固摂作用:気や血・水といったものがむやみに外に出ていかないよう、つなぎ留めておく働きです。
気が弱くなってしまうと、温煦作用の低下により冷え症になります。この状態で何かをしようとしても上手くいきません。
心身の気をこれ以上減らさないよう休養を取りつつ、さらに積極的に冷え症改善に取り組むことで、あなたの夢はあなたに近づきます。
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気を充実させるために
気はさまざまなことで消費されます。気を補充することを「補気」といい、気を補充しておかなければ、頭にも、体にも、こころにも、悪影響がでます。しっかりと気を充実させるために次のことを心がけましょう。
〇しっかりと寝る
寝ることができないと気が消耗するばかりとなってしまいます。補気のためには睡眠は欠かせないものです。
〇栄養バランスとれた食事
両親から受け継いだ生まれながらにしてもっている気を「先天の気」、生まれたあとに飲食物より得る気を「後天の気」といいます。栄養が足りなかったり、バランスが悪かったりすると、後天の気が不足してしまいます。
〇運動する
運動することで、よく眠れ、お腹も空いて食べたものを効率よくエネルギー(後天の気)にすることができます。
〇鍼灸を受ける
人間の体には「ツボ」があります。適格にツボに刺激を与えることで、気を補うことができます。どんな種類の病気や体調不良でも、その根幹には気の不足や気の滞りがあります。栄養バランスのとれた食事をしても、消化器をはじめ体の調子が悪いと栄養がうまくつくられません。鍼灸を受けて元気になりましょう。
不妊と気虚
器質的原因(あきらかか形態異常的原因)がありがあればそれに対処しなければなりません。しかし、器質的疾患があってもなくても、気の充実を図ることはとても重要です。
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