うつ病治癒のポイント
うつ病を治癒させるためにはポイントがあります。
東洋医学的ではうつ病を「うつ証「」といい、うつ証とは「情志憂鬱により気の流れが鬱滞しておこる病証」です。
うつ証には、気鬱、血鬱、痰鬱があり、気鬱は気、血鬱は血、痰鬱は痰に的を絞って治療することでその効果が高まります。的を絞るとは、生活を見直すこと。
嫌なことがあれば気は塞ぐ
嫌なことがあれば気は塞ぎ、血は滞ります。また飲食の不摂生で痰は溜まります。気が塞ぐようなところに身を置いていないか、血が滞るような無理をしていないか、栄養のバランスはとれているか。
生きていれば嫌なことはあるのが当然で、みんな自分なりにストレスを解消しながら日々生きています。
そこから治癒は始まる
気が塞ぐことをしていないか、血の流れが滞ってしまうことをしていないか、痰(余分な水分)が溜まるようなことをしていないか、を今一度見直して見ましょう。そこから治癒は始まります。
気のツボ、血のツボ、痰のツボを使い分けて行う「治療」は専門家に任せて、患者さん自身ができることは、まずは体調を立て直すこと。その上でストレスを生み出す環境の改善もしくはストレスを生み出す環境からの脱出です。
体調を立て直す
体調を立て直すためには、まずはちゃんと休むこと。それができたら、朝の散歩(お腹が空いて何かを食べたくなったらいいですね)と、しっかりと入浴をして体を温めることです。そして自然と気力がわいてくるの待ちます。
うつと栄養
栄養が足りていないと治るものも治りません。またうつ病だと思っていたら、栄養の不足だったということもあります。うつに限らずどんなときでも(とくに体調がおもわしくないときは)バランスよく食べるのは非常に重要なことです。
うつと不妊
なかなか妊娠しないことや不妊治療のストレスから「うつ」の状態になる人、またうつを抱えながら不妊治療を続けている人もいます。器質的原因(あきらかな形態以上による原因)がなければ、体内の気の巡りの悪さや、それに伴う冷え症を改善することが不妊治療であるともいえます。ときには不妊治療を休むことが、実際的な不妊治療になる場合もあります。
うつと鍼灸
鍼灸は気や血の流れをよくして、うつの改善に役立ちます。
読んでくれてありがとうございます。
お腹が空いたら、体に良さそうなものを食べてくださいね。
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