いびきがうるさいと言われる
いびきは、上軌道(鼻から喉にかけての空気の通り道)が狭くなることで起こります。
無呼吸になってしまうようなものでなければ、健康に大きな悪影響はありません。健康が害されてしまうのは、むしろ隣で寝ている人かも。いや、いびきがうるさくて眠れません。
太っているといびきをかきやすい
上軌道が狭くなることの原因の一つが肥満。
こころ当たりのある人は痩せることで、自分も隣で寝ている人も、おそらく今より健康になります。
東洋医学では、いびきは「湿」との関係が深く、湿とは体に溜まった余分な水分のこと。太っている人やお酒をよく飲む人に湿は溜まりやすいですね。余分な水分が鼻水や鼻づまりを起こし上軌道を狭くします。また湿を溜めてしまうのが過度の飲酒です。
湿によっていびきをかく
東洋医学的にみると、湿が溜まってしまうのは「脾」が不調だから。脾をよくするためには湿を取り除き、湿の解消が脾を助けることにつながります。具体的な方法としては、食べ過ぎ飲みすぎに注意し、適度に運動します。
冷えといびき
また体に冷えがあると湿は溜まりやすく、湿があると冷えやすい。冷えは下半身に停滞します。下半身の冷えによって熱は降りて来られなくなり、この熱が鼻水や鼻づまりを起こします。入浴時にはしっかりと湯船に浸って、積極的に体を温めましょう。
運動も大切です。運動はやせるためにも、汗をかいて余分な水分を出すためにも、冷えとるためにも効果的、つまりいびきの解消にも効果的ということです。
不妊といびきの関係
いびきの背後にある睡眠時無呼吸症候群によって血中酸素の濃度が低下すると、着床障害、流産、胎盤の形成不全を起こしやすくなるといった報告もあります。この場合いびき自体が問題になっているわけではありませんが、もし不妊に悩んでいて、同時にいびきやそれにまつわる症状があるのであればそれを考慮した検査および治療が必要と考えられます。
いびきは蓄膿症や扁桃肥大が原因となっている場合もあります。耳鼻咽喉科で検査を。
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いびきかずに汗をかく。