お腹が痛くなる、どうしよう

温める

お腹が痛くなる、どうしたらいい?

温める。お腹を温める。お腹を中心に全身を温める。

お腹の痛みの原因には、臓器の病変、精神的なものなどいろいろあります。まず考えられるのは冷え。冷えると消化器の働きが低下し、内容物が停滞したり、ガスが溜まったりして痛みがでます。慢性的な下痢や便秘をともなうことも少なくありません。

気が通れば痛まない

東洋医学に「不通即痛、即通不痛」という言葉があります。「通らなければ痛み、通れば痛くない」という意味。内容物やガスの停溜は、冷えによって気が滞るために起こります。つまり体を温め冷えを取れば、気の流れが正常になってお腹の痛みは和らぐということ。もちろん、温めること同様に「冷やさない」ことも大切です。冷たい飲食物はなるべく避けましょう。

いろいろな方法で温める

温める方法は、適度な運動、入浴などがあって、寒い時期であればカイロも効果的。下腹部や足裏などに貼るといいですね。もし、面倒でなければお灸もお勧め。お灸は体を温めるというよりは、温める力を高めるために行います。据えるツボは足三里、関元など。継続することで効果が表れます。

体の内側からも温める

生きている人間の体は、良くも悪くも環境に適応します。外部からの熱で体を温めるだけだと、自分で温めることができなくなってしまいます。冷えに対して、ときに「少々のガマン」も悪いものではありません。

お腹の痛みを和らげるのに、温めるのが効果的ということは、過敏性腸症候群などにも当てはまります。

急に激しく痛くなったのであれば、急性膵炎、急性胆嚢炎、急性虫垂炎、潰瘍穿孔、尿路結石、腹膜炎、腸間膜血管血栓、子宮外妊娠破裂、卵巣嚢腫茎捻転といったものの疑いもあります。すぐに病院に行ってください。

腹痛と鍼灸

器質的な原因がないのにときどきお腹が痛くなるのであれば、鍼灸も有効な手段となり得ます。また過敏性腸症候群と診断されるようなものなら、体内の臓腑または気血水の状態をみきわめて治療して行くことで、腹痛を緩和させていくことができます。

過敏性腸症候群の改善に向けて

まとめ

●お腹の痛みの多くは冷えが原因

●お腹の痛みを改善するためには温める

●過保護はだめ

読んでくれてありがとうございます。

馬込沢うえだ鍼灸院

積極的に温めよう。

75点主義




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kiichiro

鍼灸師。東洋医学について、健康について語ります。あなたの能力を引き出すためには「元気」が何より大切。そのための最初の一歩が疲労・冷え症・不眠症をよくすること。東洋医学で可能性を広げられるよう情報を発信していきます。馬込沢うえだ鍼灸院院長/日本良導絡自律神経調整学会会員/日本不妊カウンセリング学会会員//日本動物愛護協会会員

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