おならが出るのをなんとかする

おならは心配要らない、とはいっても

咳、発熱、痛みなどの症状は、体の状態を正常に保つためや、体の異変を知らせるためのものであることを考えると決して悪いものではなく、むしろありがたいものです。そんなありがたいはずの症状がなぜ嫌われるのかといえば、不快だから。

つまり、あまり不快感をともなわない「おなら」は、それほど心配する必要はありません。とはいっても、周りの目(鼻)も気になるでしょうし、「減らせるものなら減らしたい」と思っている人が多いのも事実です。

※おならの回数が急に増えた、臭いもきつい、便秘や下痢が頻繁に起きるようになった、体調がおもわしくない、という場合は、他の病気の可能性もあります。一度消化器科を受診しましょう。

おならが出やすくなる呑気症

おならが出やすい要因の一つに、空気を飲み込んでしまう「呑気症」があります。食事の際にあまり噛まないことによるものと、無意識のうちに歯をかみしめて口の中に唾液が溜まり、それを飲み込むことで起きるものとがあります。

対処方としては、前者の場合はゆっくりとよく噛んで食べること。後者の場合は、ときどき歯をかみしめていないかを確認し、そうならないように気を付けることです。合わせて口を大きく開けたり、あご周りをマッサージしたりして筋肉をほぐすようにします。

ストレスでおならが出る

おならは過敏性症候群の一つのタイプでもあり、その背景にはストレスがあります。先述しました「呑気症」でなくても、ストレスによる自律神経の乱れによって、腸の機能が狂うとおならが出やすくなります。

東洋医学では、体調不良の原因は気・血・水の巡りが悪さにあるとしています。中でもおならは「転矢気」といい、とくに気の巡りとの関りが深いものです。ストレスで肝気の滞りが胃腸に影響し、おならが出ます。

おならを減らす、おならの臭いを減らす

●栄養バランスのとれた食事

食生活を見直し、栄養バランスのとれた規則正しい食事を心がけます。おならのが強く臭うのであれば、腸内環境が悪化しています。このようなときは、動物性たんぱく質である肉類や卵類を必要以上に多くとることを避け、野菜や穀類、食物繊維をきちんととるようにしましょう。食物繊維を多く含むイモ類はおならが出やすいと食べ物と考えられていますが、腸内環境を整えて、おならの臭いを減らすことに有効です。

●運動する

気をめぐらせるためには適度な運動が有効です。心地よいと感じる程度の運動を、定期的に行うようにしましょう。

馬込沢うえだ鍼灸院

75点主義



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kiichiro

鍼灸師。東洋医学について、健康について語ります。あなたの能力を引き出すためには「元気」が何より大切。そのための最初の一歩が疲労・冷え症・不眠症をよくすること。東洋医学で可能性を広げられるよう情報を発信していきます。馬込沢うえだ鍼灸院院長/日本良導絡自律神経調整学会会員/日本不妊カウンセリング学会会員//日本動物愛護協会会員

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